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CRATOR BLOG / キュレーター編集後記

2009.05.07
75%ルール
こんにちは、Curatorスタッフの加藤です。

 WOWOWで『クリミナル・マインド』というアメリカのドラマが放映されていますが、ご存知でしょうか?
FBIのBAU(行動分析課)という組織がサイコな連続殺人犯と日夜戦い続けるというストーリーなのですが、所謂『プロファイリング』という手法によって事件を解決するというものです。
本国アメリカでは既に第4シーズンまで制作が進んでいる様ですが、スリリングな展開が故に毎回観ていて全く飽きません。
 
 プロファイリングは『行動科学』という学問に基づく犯罪捜査手法だそうですが、人間の行動を科学的に研究し、その法則性を解明しようとするのが行動科学であり、心理学・社会学・文化人類学などがその範囲に含まれるそうです。
そのため、劇中の台詞には普段あまり耳にした事が無い様な専門用語が盛り沢山だったりするのですが、日常生活の中でも役立ちそうな小ネタも登場したりします。

その中で、最近「なるほど」と思わせてくれたものに

 『コミュニケーションの中で、言語以外の情報が占める割合は7割5分』

という様な台詞がありました。

本当だろうか?と思って少々調べてみたところ『75%ルール』と呼ばれるものが実際に存在するようで、要約すると「人は他者とコミュニケーションを取る際、 相手の目の動きなどの表情・手の動き・姿勢などの言葉以外の情報から様々な事を読み取っている様で、それが全体の75%をも占める」というものだそうで、 言われてみれば確かにその通りだと思います。

 さて、我々が日常的に使っているメールやWebというメディアでは、表現の殆どをテキストや画像に頼っています。
75%ルールの考え方に照らしてみれば、テキストに依存している割合が多いが故に伝えきれない情報が沢山存在する事になります。
例 えば、メールのやりとりをしていて、ちょっとした受け取り方の齟齬からトラブルが生じたという経験をお持ちの方なら全てを上手く伝えきれないもどかしさをご理解頂けると思いますし、逆に若年層を中心とした絵文字やAAを使ったコミュニケーション手法は、実はメールという非常に制限された伝達手段の中で、よ り円滑にコミュニケーションを取ろうとして無意識のうちに編み出された優れたテクニックなのではないか?と思えてきます。

 最近は TVCFでも「詳しくはWebで」というフレーズを目にする・耳にする事が当たり前のようになり、Webというテキストが占める割合が非常に大きいメディ アで色々な物事を伝えようとする傾向が一層増しましたが、悲観的な見方をすると「果たして、一体どれだけの量の情報が詳しく正確に伝わっているのだろ うか?」という大きな疑問が生じます。
ひいては、Webというメディアにおいて利用可能な技術や手法を総動員して、「どこまで100%に近づける事ができるだろうか?」という事が課題になります。

 当サイト「Curator」では、殆どのスタッフが実際にクリエイター対談の現場に赴き、取材を行います。
で すが、その対談が行われた場の雰囲気や話し手であるクリエイター各氏の身振り手振りや表情、微妙なニュアンスなど、その場に居合わせた取材スタッフが感じ たり、読み取った事をWebというメディアにコンバートした瞬間にはやはりパーフェクトに伝え切るのは凄く難しいな、という感覚があります。
それならビデオに録画してYouTubeにでもアップして配信すればイイじゃないか、という話もありますが、例え動画であっても100%伝わる事はないだろうと思います。
ですが、それでも北海道のクリエイターの魅力をもっと伝えられたら・・・という思いから、我々なりにこのサイト作りに七転八倒しております。
そんな訳で、作り手である我々の稚拙さはさておき、このサイトをご覧頂いた皆様には少しでも多くの事を感じ取って頂ければなぁ、と願うばかりであります。


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