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Creator×Company / クリエイターと企業が北海道のクリエイティブシーンを語る

ウェブ業界で必要な人材とは?そして、外注先に一番必要な「○○力」

川島 健吾 / Kengo Kawashima

design studio MOVEHEARTS / Webデザイナー

Kengo Kawashima
川島 健吾
「デザインで心を動かすこと=movehearts」をモットーに、ココロ[hearts]の中にあるアート[art]を刺激する-そんなことを想いながら、日々制作をしております。1977年生まれ おひつじ座のO型
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WEBOSS株式会社
WEBOSS株式会社

ウェブマーケティング
代表社長 林原慎二

北海道内に埋もれているすばらしい商品やサービスを、全国、全世界へ正しく「伝わる」仕組みを提供していきたい。すでにある資源を掘り起こすことによって、お客様を、さらには地域を豊かにしていきたい。それが、私たちの願いです。
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LEAD

このコンテンツでは、クリエイター個人と、クリエイティブ企業の人と、気楽にカフェなどでお話いただいて、業界のさまざまな話題で自由にお話をいただく対談記事です。第一回の今回は、Creator ⇔Creatorに登場いただいた市内のフリーで活躍するデザイナー川島健吾氏と、市内のウェブ制作会社WEBOSSの代表社長林原慎二氏のお二人です。フリーで活躍する立場と、会社経営者の立場での会話になります。その内容は、フリーのデザイナーに一番必要な「○○力」というお話になっていきました。さて、○○とは何でしょう?それは以下を読めばわかります。対談は川島氏のお勧めでサッポロ珈琲館月寒店。古い民家を改造した雰囲気のある素敵なお店です。

林原:仕事をされていて、東京と札幌の違いを感じることはありますか?

川島:金額は違いますね。でも、仕事をするうえで金額はそれほど意識していません。

林原:私はWEBOSSというウェブ制作会社を運営して4年目です。振り返ってみると最初の2年間は手探り状態でした。スタッフ個人の力に頼る部分が大きかった。

クライアントのサイト制作だけではなく、ブログの検索エンジンも手がけました。リリースを多くしましたが、なかなかインバウンドが入ってこなくて。浸透しきれていないという思いがありました。結果としては直接いろんな会社さんと営業させてもらう中で、少しずつ啓蒙出来ていったのかなと思っています。一つ成功図ができたことで、私たちのしていることが徐々に認知されてきたのではないでしょうか。

ただ、発注する側の企業がウェブのことをよくわかっていない場合が多くて。わからないから、予算もかけづらい。だんだんウェブへの理解度は高まってきていますが、東京の企業と比べるとまだ少し遅れている気がします。

川島:ウェブの知識がそれほど多くない方が担当の場合は、間に入るディレクターの役割が大事になってきますね。
予算のことに関して言えば、例えば一つのデザインを完成させるまでには何回も試行錯誤している。最終的にお客さんに見せるのは一案でも、十案くらい作った中から一つ選んで出しているということも多いです。どのデザイナーにとっても、最終的にいいものを作りたいという思いは共通のものですから。デザイン制作の見えないところもきちんと理解していただければ、かける金額も変わってくると思います。

林原:企画書ひとつとっても、優秀な人に頼むのと素人に頼むのとでは時間のかけ方が違いますしね。ただデザイナーの方の力の度合いがわからない場合が難しい。こちらもコストに関して企業側に説明しきれないことがあって。見積もりを最初にざっくりと出して、最後にトータルを出すようにしないといけないなと思います。
あと、3年前と比べるとプレイヤーが分かれてきている。納期までに仕上げることを前提として仕事を流していく大量生産のパターンと、きっちり作り込んでいくパターンの二極化ですね。自分たちは提案もどんどんしていきたい。ディレクション業務も重要です。

ディレクション業務に必要となってくるのは、一つはウェブのディレクター。最終行程までイメージできて、どういったサイトにしていくのかきちんと仕切れる人。

もう一つは企業側のいわゆるプロデューサー。ディレクターに対してきちんと用件を伝えることができる人。ただあまり企業側にそれをできる人がいないのが現実です。

川島:僕はアートディレクター的な視点で進められる人が必要だと思います。クライアントから修正の要望がきたときに、デザインとしてどうか考えてクライアントとやり取りできるような。

林原:事前にしっかり出来上がりイメージの擦り合わせができていると、修正指示に対してこちらからも意見を言いやすいですね。イメージの溝をどれだけ埋めるかという作業も大事だと思います。

川島:イメージをしっかり共有するためには工夫も必要です。一番いいのは、何個か参考になりそうなサイトをピックアップしてそこから選んでいく形。あと、例えば「ここを目立たせたい」と指示が入ったとします。目立たせるためには文字の大きさを変えるとか、枠を付けるとか、場所を変えるとかいろんなやり方がある。クライアントのイメージを予想して方法を選び、かつ全体的にバランスよくすることが大事だと思います。

林原:確かに事例を出していただくとわかりやすいですね。デザイナーからも提案してお互いにクオリティを上げていくのが、ハイクオリティバージョンだなと思っています。大量生産の場合は、指示通りに作業していればいいわけですから。

川島:きれいなものを作れるデザイナーはたくさんいますが、みんなに仕事が渡っているかと言えばそうでもないと感じています。結構特定の人に集まっている感じ。それはその人の提案力とか、どこまで考えて作っているかという点が大きいんじゃないかなと思っています。

林原:成功している会社もやっぱり持ち味を持っているなと感じますね。デザインやディレクターのクオリティが高い。マーケティングに力を入れて、クオリティもちゃんとあって成功しているところもありますし。強みを作っていかないと淘汰されていく気がします。当社の場合は営業やマーケティングと、デザインのクオリティとのバランスが保てる会社だと思っています。

営業で大事なことは、クライアントの課題をつかんで提案ができること。「こういうサイトが欲しい。」と引き出すことが大事です。ウェブの役割をきちんと伝えることができるのが優秀な営業マンですね。

川島:僕は今ほとんど外注でやっていますが、いい外注ってどんな外注ですか?

林原:提案があるのが一番いい外注ですね。デザインの意図を説明してもらえると、こちらもやりやすいですし。コミュニケーション能力は必要です。十を言わなくても、一で理解してくれるのはすごい能力だと思います。北海道のウェブデザイナーのレベルは高くて、言った通りのことはやっていただける。しかし、提案力はないというケースも結構あります。

川島:提案力というか、変なものは出したくないという意識が僕にはあります。時間は限られているけど、みんなが観て「おっ」というものを作りたいと思っています。昔は三案ほしいと言われたら、いつも倍の案を出していました。
最近は一案だけ提出するケースが多くなっていますが、クライアントの要望におかしいと思う点があるときは代案も用意します。「こういうのもありますよ」って提案できるように。

林原:ウェブはいろいろな人が関わりますから、リレーの納品物だと思っています。行程のそれぞれに優秀な人がいれば、最終的には絶対いいものができると思います。

INFORMATION

サッポロ珈琲館 月寒店住所
札幌市豊平区月寒西1条7丁目1-1
電話 011-856-1105
営業時間 9:30〜24:00(月〜土)/9:30〜23:00(日・祝日)・年中無休
アクセス 地下鉄東豊線「月寒中央」駅 1番出口より徒歩5分
駐車場 10台分
http://www.sapporocoffeekan.co.jp/



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